ゲルマニウムラジオを作りました

雑談

小学五年生の息子が漫画「Dr.STONE」にハマっていて、何か科学工作をしたいと言うのでゲルマニウムラジオを作る事にしました。

私も小学生の時に「学研の科学」の付録で作りました。電池もないのに、こんな簡単な仕組みでラジオが鳴るなんて!と感動したのを覚えています。

ネットで検索するとアマゾンでゲルマニウムラジオセットが790円で売っていました。

届いたのは封筒

キットは封筒で届きました。妻は「えっこれがラジオ?」とびっくりしていました。

入っていたのは、ゲルマニウムダイオード、バリコン、バリコンのダイヤル、エナメル線、イヤホン、説明書、これだけです。

エナメル線は後から買った物が写ってます(同封されていたのはからまった)
ダイオード

これがゲルマニウムダイオード1N60です。ネットで調べてみるとゲルマニウムラジオでは定番のダイオードだそうです。

ポリバリコン

AM単連ポリバリコン、CBM-103B。放送局を選局するのに使います。

最初にコイルを作り始めました。

ぐちゃぐちゃに・・

早速息子がエナメル線を取り出したところ、あっという間にからまってしまいました。こうなってしまうとほどくのが大変です。からまないように慎重に長い棒に巻き付けましょう。

こうすればOK

長い棒に巻き付けてしまえば、からむ事はないです。サランラップの筒に巻いていきます。

インダクタンス330μHのコイルを作る必要があるそうで、直径3.6㎝の筒の場合は13mのエナメル線を巻くとよいとの事。

慎重に13mのエナメル線を巻いて、コイルを作ります。

無事、コイルができました!

つぎに、板に組み付けていきます。適当な板がなかったので、100円ショップで竹でできたお皿を買ってきました。100円ショップは工作の強い味方ですよね。

ドリルで下穴をあけてからネジを捻じ込みます

最初は半田付けなしでネジに導線をまきつける方法で作りました。

ダイオード装着
イヤホン装着
コイルはテープでつけました
ここまでは順調

ポリバリコンを装着して、これで回路は完成です!

これで、ベランダに出てラジオを聞こうとしたんですが、鳴りませんでした。

やはり外部アンテナなしでは無理でした。5mほどの銅線があったので、それを接続しました。

それでも音は鳴らず・・

よく回路を点検したところ、ダイオードが破損していました。ネジできつく止めた時に割れてしまったようです。

シャンテック電子にダイオードだけ売っていたので、追加購入しました。1個たったの63円です。

ゲルマニウムダイオード 1N60 − シャンテック電子
ゲルマニウムダイオード1N60 (Point Contact Germanium Diode) ゲルマニウムラジオ等のAM検波に使用できます。

ネジ止めだとまた破損する可能性があったので、結局全部半田づけしました。

これで完成!!
やっぱり半田づけしたほうが安心です

鉄筋コンクリートのマンションでは、室内ではやはり何も聞こえません。ベランダにでて、アンテナ線を外に垂らすと、見事に聞こえました!!!

息子は大喜びです。私も昔の感動を思い出しました。こんなシンプルな回路で、スカイツリーから飛んできた電波が起こすわずかな電力だけで、音が鳴るのです。息子にとっても忘れられない思い出になるのではないでしょうか。

夜になると、更に感度があがり、いろいろな放送局を聞く事ができました。

いつでも聞けるように、息子がベランダにセットしました。(笑)

停電しても電池がなくても聞こえるから、災害用ラジオとしては優秀かも。

このようなキットを提供しているシャンテック電子さんに感謝です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました