折り畳みミニベロ・Caracle-Sで東京から西へ5日間の自転車旅に出ました。その5日目、最終日です。
藤枝市からスタート
昨晩も快活CLUBの鍵付き個室で、快適に過ごしました。また漫画を読んで夜更かししてしまったのは言うまでもありませんが・・ なんだか快活CLUBでくつろぐために自転車旅してるような気がしてきました。
本日のコース
この日は藤枝市から磐田市に向かって走りました。大井川や金谷峠を越えて行きます。
大井川川越遺跡
藤枝市から10キロほど走ると、大井川橋に到着しました。大井川といえば「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」で有名ですよね。
小学校の社会の授業で「人が人を担いで川を渡った」というのがすごく印象的で、大井川川越遺跡には来てみたかったのでした。社会の授業から35年ぐらい経ってようやく現地に来た、という事になります。
川会所の建物は、移設はされたそうですが1856年の建物です。川越遺跡は無料で見学できました。(博物館は有料)
金谷峠
大井川を渡ると、坂道になりました。金谷峠とか、中山峠とか呼ばれている峠で、お茶で有名な「牧之原台地」を越える峠です。
距離1.82km 標高差117m 平均勾配 5.2%のヒルクライムです。私は17分ほどで上りました。途中富士山も見えるし、上ると絶景が待っていますよ!
牧之原台地のお茶
金谷峠を上ると、お茶畑が広がっていました!
見渡す限りのお茶畑、さすが静岡、牧之原台地です。明治時代になって、失業した武士や、大井川の川越人足たちが、ここでお茶作りを始めたとの事です。職を失っても、また一からやり直し、一大事業を築いた人々を尊敬します。
愛野駅の人生劇場
掛川市を抜けて、袋井市に入り、JRの愛野駅を通りました。そこで面白いものを見つけました。ただの駅前に、なぜか観客席があるのです。
これは、チリの芸術家によるアート作品でした。一般人の普通の人生のほうが、脚色もなくリアルなスペクタクルである、という事だそうです。
旅の終わり
浜松まで行こう、と思っていたのですが、日も暮れてきたので磐田市をゴールとして5日間の旅を終えることにしました。この日の走行距離は56.3km 獲得標高は346m、走行時間5:33 経過時間 7:54でした。
普通なら、どこかの駅から輪行して帰るところですが、この後大阪で用事があって自転車を持ち歩くのは避けたいところでした。そこで、宅急便で自転車を家に送る事にしました。いろいろ調べたのですが、一番安くて楽な方法は、宅急便のセンターでダンボール箱を買って梱包し、送る方法でした。
分解すれば、一番大きい14サイズのダンボール(60x40x40)に入るかも?と思いましたが、惜しくも入りませんでした。
そこで箱をもうひとつ買って合体させれば、折りたたんだ状態で、そのまま入れる事が出来ました。宅急便は3辺の合計が2m以下であれば通常の便で送れます。Caracle-Sだったら、60x40x70もあれば余裕で入りますから、180サイズで収まります。送料は2400円、箱が二つで660円、合計3060円で送る事ができました。
旅の感想など
5日間で、秋葉原駅から磐田市まで、約270kmの旅でした。1日平均54kmですから、すごく遅いですよね… 20インチホイールのミニベロ、朝遅いスタート、腰痛持ちの55歳ではこれが精いっぱいでした。でも、まったく馴染みのない土地を走って、地図でしか知らなかった場所を、点ではなく線で、五感で「感じ取る」事ができてよかったと思います。車や電車では、この感覚はわからないと思います。
前回の自転車旅と合わせると、こんな感じになります。健康と体力を維持して、いつの日か細切れで日本一周を達成したいなあ・・などと夢見ております。
結構先を急いで、見どころを逃しながら走ってしまいましたので、今後は更に遅く、のんびり回りたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございます!
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