軽量化のネタ探しをしていたら、軽量のアウターケーブルが見つかりましたので試してみました。
フィッシュボーンケーブル?
フィッシュボーンケーブルというのは、小さな金属パーツを繋げてできたアウターケーブルの事です。
いくつか種類がありますが、私は「Risk」というブランドのやつをアリエクで買いました。2199円でした。なんでこんな名前に?!と思いますが・・
軽量で、使用感もいいというレビューもありますが、あんまり見かけないですよね。こういうのって試してみたくなるんです。
長さ1㎝の小さなパーツが沢山ついてきます。(MTB用セットでは1.7m分)
これを付属の細い管に差して、アウターケーブルとして使います。
早速セット
付属の細い管を希望の長さに切って、一つずつパーツを入れていきます。反対の細い管の終端は広がってパーツが抜けないようになっていました。地道な作業ですが、私はこういう単純作業結構好きです。
1個1cmだから、1mあれば100個繋げることになります。
最後まで入れ終わったら、ライターで管の先端を炙って溶かして広げ、アルミパーツが抜けないようにします。これでケーブルが完成します。
重さ比較
まずは、ルノー・ウルトラライト7try143の後ブレーキケーブルから交換しました
フィッシュボーンケーブルは35g
普通のケーブルは76g。フィッシュボーンケーブルは普通のブレーキケーブルの半分の重さでした!
ルノー ウルトラライト7 try143のケーブルを全部交換
ルノーtry143のブレーキケーブル2本、シフトケーブル2本を全部交換しました。
ブレーキケーブルは太いので、半分の重さになりましたが、シフトケーブルは20%軽くなるだけでした。4本交換して、合計で81gの軽量化になりました。
Caracle-Sでは、軽量化できず!
Caracle-Sのブレーキケーブルも交換しました。しかし、Caracle-Sの純正のケーブルがもともと軽量で、フィッシュボーンケーブルと同じ重さだったので、全く軽量化できませんでした・・
ブレーキケーブルでも同じ重さなので、それより細いシフトケーブルをフィッシュボーンケーブルに変えると重量化してしまうので、交換するのは止めました。
フィッシュボーンケーブルのメリット
フィッシュボーンケーブルのメリットとしては、まず軽量であるという事。Caracle-Sの純正ケーブルは特に軽いので同等でしたが、普通のケーブルよりはだいぶ軽いです。
また、金属ワイヤーでなくソリッドな金属パーツでできているので、圧力がかかっても縮みません。つまり、ブレーキをかけた時、より直接的な手応えになります。
更に、中の細い管の中には、潤滑油が充填されており、インナーケーブルとの摩擦が少ない、というメリットもあります。
普通のケーブルよりも、より柔らかく曲がるのもメリットです。特に折り畳み自転車だと、自転車と畳むとき、ケーブルによる抵抗がすくないです。
あとは、質感がよくかっこいい、と思います(笑)
フィッシュボーンケーブルのデメリット
デメリットとしては、まず、引っ張り強度が弱い事があると思います。普通のケーブルは強く引っ張っても千切れませんが、フィッシュボーンケーブルは引っ張りに対する抵抗は中の細い管だけです。
アウターケーブルだけだったら、簡単に引きちぎれると思います。
押しつぶされた時などの強度も弱いと思います。普通のケーブルであれば、例えば折り畳み自転車のフレームに挟まれても、傷がつくぐらいで済みます。弾力性もありますから。でもフィッシュボーンのパーツは強く圧迫されたら変形して元に戻らなくなるでしょう。
長い旅に出るときなどは、ブレーキケーブルが壊れたら大変なので、普通のケーブルのほうがいいと思います。
私も、Caracle-Sで海外輪行する時は、普通のケーブルに戻すと思います。
コメント