折り畳みミニベロ Caracle-Sを11速化しました。リアスプロケットは11-42Tです。
純正のCaracle-Sは9速で、リアスプロケットは11-30Tです。チェーンリングは52T。普通に乗る分には十分です。
ただ、去年茨城県つくば市から福島県の南相馬まで193kmのサイクリングをした時、「もっと軽いギアが欲しい」って思いました。足が疲れて、上り坂になって、ギアを軽くしようとしてレバーをカチッっと動かしても、もうそれ以上軽いギアがなく、何度か悲しい思いをしました。
Caracle-Sのフロントダブル化は超難しいので、リアスプロケットを大きくするしかありません。Caracle-Sにもともとついてるリアディレイラーはデオーレ RD-M592で、ネットの情報によれば、ローは36Tまで対応できるとの事。9速のリア11-36Tであればスプロケットとチェーンだけ交換すればよさそうです。パーツも5,000円ぐらいで買えるし。
20インチホイールの前52T 後36Tは、700Cに換算するとだいたいギア比1に相当します。それでも十分かと思いましたが、どうせやるなら思いっきり軽いギアをつけちゃおうと思いました。同じ20インチミニベロ Tern Verge X11 は11速の11-42Tなので不可能ではないと思いました。
11-42Tのリアスプロケット CS-M8000を考えましたが434gと結構重い。1グレード上のCS-M9001は331gと軽量ですが3万円以上します。100gぐらい何てことないんですけど、Caracle-Sの軽量化も進めているところだったので、できれば軽いパーツにしたいところでした。
ネットでいろいろ探してたら、AlibabaでSROADというメーカーのスプロケットを見つけました。値段は送料込みで9,139円、重さは299gと書いてあります。
3万もするシマノ純正のスプロケットより軽くて値段は3分の1、もしダメでも1万円以下だし、まあいいか、と思って買ってみました。
2週間ぐらいで届きました。Alibabaはいつもこの茶色いテープですね。
限界まで肉抜きされてる感じです。小さいギアは別パーツですが、それ以外は一つのパーツです。つまり一つの金属の塊を削り出して作ってると思われます。精度も高い感じ。
実際の重さは322gでした。宣伝文句よりは重いですが、十分軽量です。
これが今回買ったパーツです。
スプロケット 9,139円
ディレイラーRD-M8000-GS 9,727円
シフター SL-M8000 6,700円
チェーン CN-HG601-11s 2,828円
合計 28,394円
高いけど、ミニベロってなんかカスタムしたくなるんですよねー。子供がミニ四駆のパーツを買って喜んでいるのと同じですね。
アマゾンで999円で買ったスプロケット外しセットを使いました。一番安いやつですが、ちゃんと使えました。
Caracle-Sのホイールは11速対応なので、そのまま取り付けられました。全然大きさが違いますね。。ちょっとやりすぎか??
左が取り外した古いパーツで、右がこれからつける新しいパーツです
チェーンの長さは、一番大きいギアに入れてぴったりの長さから2リンク長くする、という事ですが、前52T、後42のミニベロだと、116リンクのチェーンでは1リンク足りないです。ただし、クイックリンクが付属するタイプでしたから、クイックリンク1リンク分の長さをプラスでき、ぴったりの長さになりました。ギリギリでした。
部品の取り付けはスムーズにできましたが、その後の調整が大変でした。リアディレイラーの調整方法を解説した動画を見てやったのですが、なかなかうまく変速できず・・ ローに入らないので、もともとついていたスペーサーを入れてスプロケットをディレイラー側に移動させてみたりしました。
結局ローに入らなかったのは、スプロケットとプーリーの距離の調整がダメだったからでした。結構苦労して、ようやく11速が全部スムーズに変速できるようになりました。ただローに入った時プーリーの音鳴りがします。プーリーが一番チェーンリングよりに移動するので、チェーンが斜めに入ってくるようになるので、ある程度は仕方ないかと思いました。
心配だったのは、406の小さい20インチホイールと、GSタイプのリアディレイラーの組みあわせで、プーリーと地面のクリアランスが大丈夫か、という事でした。 上の写真が一番アームが下がった状態です。まあ、大丈夫でしょう。
テスト走行してみましたが、変速はスムーズにできました。SROADのスプロケット、全然大丈夫だと思います。さすが42T、激坂でも座ったまま登れそうです。長距離サイクリングで足が疲れた時、このギアがあれば心強いと思います。
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